A長期的な視点で考えると、瓦の方がおトクです。
カラーベストは、軽量性や機能性の高さ、色のバリエーションの豊富さなどから注目されている人気の屋根材です。
カラーベストの寿命は、せいぜい10年程度と言われており、その度にメンテナンスが必要となります。
瓦は、状況によっては半永久的に使用する事が出来ます。
やはり最初の施工の際には、瓦の方が費用はかかってしまいますが、長期的なスパンで考えると、瓦の方がローコストであると言えるでしょう。
A住宅を建てられた状況によって、大きく答えは変わります。
家を購入した際、建売で購入された方は要注意です。
家の柱は軽いカラーベスト用に使われた細いものの可能性もあり、地震の際にその重さの差で潰されてしまう事も考えられます。
大工さんや工務店さんにお願いして施工してもらっている場合は、そのような心配はございませんので、カラーベストから瓦への変更も可能です。
A瓦の重みで家が崩れない事は、実証されています。
阪神大震災の時、多くの瓦屋根の住宅が倒壊し、マスコミが大きく報道した事もあり、「耐震面で瓦屋根は不利」という考えが日本中に駆け巡りました。
ですが、その時に崩れた住宅の多くは、建築基準法改正前の古い建物です。
古いという事は、それだけ瓦屋根の住宅が多いという事です。
きちんと基準を満たした建物であれば、瓦の重みで建物が崩壊する心配はありません。
A最近流行っているのは、いぶし銀や銀黒の色の瓦です。
平板ですと、ブラックや茶系統が流行しているようです。
屋根も個性を出すのに武器となりますので、流行とは反対に、個性的な色の屋根をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、あまり流行していない瓦は、今後廃板になっていく可能性があります。
もしも台風などで瓦が一枚だけ破損した時など、修理の時に同じ瓦を取り寄せる事が出来ずに思わぬ大修理に至るケースもありますので、この点にはご注意下さい!
A下手に修理をせず、まずはご相談を!
漆喰の場合、下手に修理をしてしまうと、漆喰が押し出される形となり、余計な雨漏りを引き起こしたり、雨漏りがひどくなる可能性があります。
この場合は棟ごと替えた方が無難です。
大きな工事を想像されるかもしれませんが、値段もそれほどかかりません。